裸足になりませんか?
裸足になりませんか?
なぜ裸足がいいのかについて考える前に、履物の歴史を調べてみました。世界最古の履物は、約5000年前のエジプトで使用されたサンダルでした。当初は特権階級の人々、王族や僧侶、戦士が使用していました。日本の最古の履物は、弥生時代に使われた「田下駄」で、これは履物ではなく、足で田んぼや畑をならすための道具でした。
江戸時代には畳が普及し、それに伴って下駄も普及したと言われていますが、都会である江戸だけでなく、田舎にも普及したのは明治時代あたりからです。つまり、日本人が履物を履く習慣を持つようになったのは比較的最近のことです。足の進化は、人類の誕生以来、裸足で歩くことによって形成されてきました。
歩き始めの子どもは、ワイドベースで、両足を開き、つま先から接地するように歩きます。これは、下肢の筋肉が歩くよりも立つことや安定することに使われるためです。この時期、足の指は広がり、地面をしっかりと捉えます。この際、足にフィットした靴を履いていると、指の広がりに対応できません。
足はかつて手と同じような機能を果たしていました。生後1~2か月の赤ちゃんは、手のひらに触れたものを握る「把握反射」があり、足にも同様に足の指の付け根に触れたものを握ります。この反射がなくなるまで、赤ちゃんはハイハイができません。足の指は自在に動かせる機能があり、その機能は歩くだけでなく、脳の発達にも大きく影響します。
足の裏は体重を支えるだけでなく、触覚や圧覚などを感じる重要な感覚器官でもあります。足の裏からの感覚が感覚神経を介して大脳に伝わり、大脳皮質の体性感覚野の発達に寄与します。立ち、歩く際、足が唯一地球に接している部分の感覚が、運動全般の発達にも関与しています。
足の裏はさまざまな感覚を受け取ります。アスファルトの冷たさ、土の温かさ、草の柔らかさなどがあります。これらの感覚が感性や運動能力を磨くのは言うまでもありません。特に足のアーチ構造(土踏まず)が未発達で、大人のように足の裏を使って歩けない子どもたちは、足の指が広がり、地面を感じ、大地をしっかり把持できる状態でないとスムーズに歩くことができません。
皆さん遊ぶ前に靴を脱いで見ませんか?
足の裏で地球を感じ取る準備をしましょう。
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